NewYork日記

NewYorkで働く独身男の備忘録的な日記

飽きさせないこと

月曜日の朝、仕事に行くのがつらいと感じたことはないだろうか?

そんなとき、自由の時間とお金があったら何をするだろうかと

想像をしてみることが僕にはたまにある。

 

してみたいことはそのときどきで変わる。

その日の僕は、時間とお金があれば

思いっきりテニスがしたいなと思った。

そして、そんなこと、いまのサラリーマンの身分だって十分できるじゃないかと思った。 

 

昔から、こういうときの行動力は、飽きれるくらいパワフルで、

すぐにラケットを買いにいった。

PureDriveという世界で一番売れているラケットだ。

ただラケットを買っても、一緒に練習する相手もいない。

僕はMeetupでレッスンを探して、はるばる1時間もかけてレッスンに通った。

高校生以来のテニスは本当に楽しかった。

テニスの打球感はほんとにすばらしい。

 

その後一緒に練習する仲間も見つかって、

毎週日曜日に練習するようになった。

毎週少しづつ上達していく自分がとても楽しかった。

 

しかしテニスをする週末が当たり前になると

次第にその価値は低下していくように感じられた。

 

ある日、いつもの日曜日だけでなく、土曜日も練習に誘われた

炎天下のなか3時間もプレーした。

帰り道、疲れは感じていいたけど、明日もまた練習できることがすこし嬉しかった。

 

日曜日の朝、8時からの友達からの練習に参加するために6時半に起きた。

体が重かった。正直、できることなら今日は行くないなと思った。

 

すごく不思議な感覚だ。

これって月曜日の朝、仕事に行くのがいやな自分の感覚と少し似ているなと思ったからだ。

なんなんだろうと思った。

テニスは自分があんなにやりたかったことなのに、

それが面倒だとか、練習にいきたくないとか

そんなこと感じる自分がいるなんて。

 

 テニス選手は毎日練習をする。

トップ選手になるには、望むと望まざると毎日毎日おなじような練習を

何度も何度もしなければならない。

それができなければトップ選手にならない。

 

今日は練習にいきたくないなとか

もっと別のことがしたいなとか思うこともあるだろう。

それでも毎日毎日練習に向かっていくのだ。

 

会社員だって同じだ。

プロフェッショナルとして最高の仕事をするためには、

毎日毎日その仕事に向き合い続けなくてはならない。

どんなに楽しいことだって、それが義務となり

そのことに飽きてしまっては、面白くなくなってしまう。

 

プロフェッショナルは自分をその仕事に飽きさせないように

今日は何が学べるのだろうと、好奇心をもちつづけなくてはいけない。

プレッシャーももちろんあるだろう。

締切もある。

会いたくない人に会わなくてはならない日もある。

気の進まない仕事をする日もあるだろう。

それでも毎日毎日仕事に向き合うのだ。

 

為末大選手の以下のブログの言葉の通りだ。

自分を仕事に飽きさせるな。

毎日問題意識をもって仕事に臨む。

自分が一歩でもプロフェッショナルとして成長できるように

いろんな工夫をしながら、その過程を楽しみながら

仕事をしていく。

 

仕事があるというだけで、ホントに恵まれていることなんだ。

それを楽しいものにするかどうかは自分次第。

自分の仕事なんだ。

 

tamesue.jp